体に良い水
05.

日本の水とヨーロッパの水の違いは

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日本の水とヨーロッパの水の違いは?~日本の品質基準の考え方は「まず、安全である」こと!

日本の水は「軟水」が多く、ヨーロッパの水は「硬水」

水は、地中の鉱物が溶けて含まれるミネラル(カルシウムやマグシウム)の配分によって、軟水と硬水に分けられます。ミネラルの比較的少ない水を「軟水」、多い水を「硬水」と呼んでいます。

日本の地下水は、地下にとどまっている期間が短く、地中のミネラル分の影響が少ないため「軟水」が多いのです。逆にヨーロッパなどの大陸の水は、石灰岩が多い上に、地下の滞留期間が長いために、ミネラルが溶けすぎてしまい「硬水」となります。

飲料水に求めるもの、日本「安全でおいしい」、
ヨーロッパは「健康」

ミネラルウォーター先進国とも言えるヨーロッパのナチュラルミネラルウォーターの品質基準には、日本のものとは異なり、殺菌の禁止、ミネラル分の基準値の設定、採水地周辺の環境保護の義務付けられています。つまり、厳しい基準によって環境汚染から守られた採水地から直接原水を採取した水のみが、「ナチュラルミネラルウォーター」として流通できるのです。

一方、日本国内では「天然水(ナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター)」でも、加熱殺菌処理」ということで通っています。この基準の背景には、日本では「安全でおいしい飲料水」が求められることが多いのに対して、ヨーロッパでは「健康のための飲料水」が求められているという、飲み水・ミネラルウォーターに対する位置付けの違いがあると言われています。

column世界で水道水をそのまま飲める国はわずか13か国?

世界に目を向けて、水道の水を“そのまま飲める”国を見てみましょう。ヨーロッパは安定していますが、アジアは、日本とアラブ首長国連邦の2カ国だけが実態であることがわかります。さらに、南北アメリカに至っては、全滅状態なのです。

2004年8月「日本の水資源」(概要版) 国土交通省 土地・水資源局水資源部