体に良い水
05.

体に良い水とは

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”体に良い水“の条件は、
「バランスよいミネラル配分」
「中性に近い水」であること!

人の体は60%以上が水だと言われます。水は酸素や栄養素を細胞に運び、有害な老廃物を排泄し、新陳代謝を良くするなど、生命にとって重要な働きをしています。健康の基本は、体内の「水の循環システム」を良好な状態にしておくこと。そのためには積極的に「体に良い水」を摂ることが大切なのです。

体に良い水の条件とは?

井上 正子

医学博士・管理栄養士

井上 正子(いのうえ まさこ)

 
  • 日本医療栄養センター所長
  • 元順天堂大学医学部 講師
  • 元北里大学保健衛生専門学院教授

1.バランスよくミネラル分を含んでいること

体の機能を調整するのに欠かせないのがミネラル。特に、カルシウム、リン、鉄、ナトリウム、カリウムなどは、不足すると欠乏症を起こします。健康のためには、食事からだけでなく、飲料水からもミネラルを摂取したいものです。


2.硬すぎず、柔らかすぎない水であること

水の硬度は、水の中に溶け込んでいるカルシウムとマグネシウムの量で決まります。これらが多いほど硬度が高く、少なければ柔らかい水になるのです。体に良いのは、硬すぎず、柔らかすぎない水。硬度が低すぎるとミネラル不足になります。私たち日本人が慣れ親しんでいるのは軟水です。軟水に慣れている腸に、ヨーロッパなどの硬水が入ると、過度に刺激されて、下痢を起こすこともあるので要注意。また、硬すぎる水を常用すると結石の原因になる可能性もあります。


3.酸素・炭酸ガスが溶け込んでいること

喫煙や飲酒はもちろん、機密性の高い住宅にいるだけでも、体内に酸素不足が発生しています。そんな体には酸素が溶け込んだ水が効果的です。また、炭酸水には疲労物質を体外に排出する働きがあることが判明。筋肉の疲労回復、肩こり軽減、血行促進や便秘解消にも力を発揮します。


4.中性に近い水であること

飲用する水のpH(水素イオン濃度)は、中性に近いものにしましょう。私たちの体液はpH値が7.35~7.45なので、摂取する水も体液のpHに近いものが望ましいのです。中性に近い水は、体に良く、またおいしく飲むことができます。